中小M&Aガイドライン
経営
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銀行は、主に決算書により企業格付けを行い、貸付金の回収リスクを管理しています。
企業格付けを基に、①融資実行の判断、②金利水準の決定、③担保保全水準の決定、④審査要件・審査手続等の対応を決定します。
格付けの良い会社は、低利で迅速な融資を受けることができます。
企業格付けは、定量要因(財務指標)に定性要因(市場動向・業暦等)を加味して、主に安全性・収益性・成⾧性・債務返済能力等の定量要因のスコアリング(100点満点)により、10段階に「格付け」されます。
一方で銀行は、金融検査マニュアルに従って、融資先の健全性を自己査定しなければなりません。
自己査定の結果、健全性の程度により以下の5段階の「債務者区分」を行います。
①正常先 ②要注意先 ③破綻懸念先 ④実質破綻先 ⑤破綻先
企業格付けを改善するには、まず、格付け決定で中心的な役割である定量要因(財務指標)の引上げに注力する必要があります。
財務状況のどこが悪いのか、自社の現状をしっかり把握し、財務改善の対策を検討していく必要があります。
令和6年7月
税理士法人石井会計
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