消費税インボイス準備

2023/09/29 消費税

消費税インボイス準備
Ｑ：本年10月から消費税インボイス制度がスタートしますが、どのような対応が必要ですか。
Ａ：事前準備状況の再確認を
本年10月から消費税の複数税率に対応した新しい請求書の方式（インボイス制度）がスタートします。
１．売手（登録事業者）側としての確認
　(1)事業者登録の確認
適格請求書（インボイス）の発行には、適格請求書発行事業者の登録が必要です。自社の登録状況は、国税庁の適格請求書発行事業者公表サイト等で確認できます。事業者登録を制度開始に間に合わせるには、制度開始の前日（9月30日）までの登録申請が必要です。
　(2)請求書等（インボイス）の様式を確認
小売業、飲食店業等の不特定多数の者に対する事業では、インボイスに代えて、簡易インボイスの交付も可能です。

２．買手側としての確認
インボイス制度スタート後は、インボイス発行事業者から受領する適格請求書（インボイス）等の保存が消費税申告の仕入税額控除の要件となります。
　(1)社内ルールの確認と周知
適格請求書（インボイス）の受領・保存等については、全ての従業員が理解しておく必要があります。
　(2)取引先が登録事業者かどうか確認
取引先を登録事業者と免税事業者等に分類することが必要です。取引先の登録状況は、事業者公表サイトで確認できます。特に、小規模事業者との取引については、取引先の登録状況・登録予定等の確認が必要です。
　(3)会計システムの更新と入力方法の確認
インボイス制度スタート後は、消費税の課税取引を税率別に入力することに加え、登録事業者以外からの仕入等を分けて入力する必要があります。
詳細は、国税庁ＨＰ等をご覧下さい。

＜詳細はこちら(PDF)をご確認ください＞　※新しいウィンドウで開きます。

令和5年9月

税理士法人石井会計